岩盤斜面の限界侵食勾配
岩盤侵食斜面の限界勾配について議論.大井川上流の山地斜面では,36度の斜面が谷の上部に分布する.このような場所の侵食過程を考えると,流水の影響は考えられない.谷の底部には礫が存在していることから,乾燥岩屑流が繰り返し起こって谷を侵食してきたと考えられる.急な斜面(たとえば45°)では,礫が基盤を侵食しながら岩屑流が起こるが,36°になると,岩屑層内でせん断が起こりそれ以上基盤が侵食されないのではないか?
岩盤侵食斜面の限界勾配について議論.大井川上流の山地斜面では,36度の斜面が谷の上部に分布する.このような場所の侵食過程を考えると,流水の影響は考えられない.谷の底部には礫が存在していることから,乾燥岩屑流が繰り返し起こって谷を侵食してきたと考えられる.急な斜面(たとえば45°)では,礫が基盤を侵食しながら岩屑流が起こるが,36°になると,岩屑層内でせん断が起こりそれ以上基盤が侵食されないのではないか?