つくばセンタービル
注文していた古本が到着.磯崎新のつくったつくばセンタービルは,ポストモダニズム的建築として語られる.この本は,そのつくばセンタービルについての言説をまとめたもの.磯崎の書いたものと,当時の「新建築」,「建築文化」などに掲載されて記事によって構成される.
私は,つくばに来た当初,つくばセンタービルとは一番高い三井ビルのことだと思っていた.つくばセンタービルが,その向かいにあるビル群のことだと知ったのは,つくば2年目になってからである.つくばセンタービルの真ん中は,へこんでオープンスペースになっている.これは「ネガティブな中心の表明」ということらしい.だとすれば,高く聳え立ちランドマークになっている三井ビルはモダニズムの象徴ということか.
建築のパフォーマンス―〈つくばセンタービル〉論争 (パルコ・ピクチャーバックス)
- 作者: 磯崎新
- 出版社/メーカー: Parco出版
- 発売日: 1985/06
- メディア: 単行本
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