シルトによる河床の強度上昇
茨大水路でRun21.水路の勾配は約1/30.急勾配で流量が多いため,バー河床になる可能性がある. しかし,新しく入れた岩粉のため,シルト含有量が多く,河床の礫間を目詰まりさせ侵食があまり進まなくなる. 実際の河川でシルトが増えると,地形変化があまり起こらなくなることがあるのだろうか?実験を連続していけば,やがてシルトは少なくなり,流量に応じた河道形状になることが予想される.また,小型の水路で,Run2,3の粗度係数が0.8と高くなったのは,このシルトによって地形変化がしにくくなったからか.