kmokudaiの読書日記と雑録

もともと読書日記としてはじめたので読書日記に戻します.あと,ちょっとした思いつきなど.研究っぽい話しは,https://researchmap.jp/kmokudai/研究ブログ/に書いてます

隣りの研究

県民性について書かれた本は,たいしたことも書かれていないだろうと高を括っていて,これまで手に取ったことはなかったが,この本はたまたま100円で売られていて,また,たけえいさんの部屋にもあったことを思い出し,買ってみた. 読んでみると非常におもし…

超火山 槍・穂高

著者の一人の原山氏の研究成果により,槍・穂高連峰のあたりには,かつてカルデラがあり,カルデラ内の火砕流堆積物が削られて現在の山体を作っていることが,わかってきた.そのような成果を,もう一人の著者である山本氏との対話形式により,わかりやすく…

土石流災害

あと書きにも書かれているが,住民,工事関係者,地方自治体の担当者が基本的な情報を共有するための一つとの手段としてまとめられた. 章立ては,「土石流」というよりも「砂防」関連する項目があげられていて,それぞれ説明がある. 特に土石流そのものの…

里山の環境学

谷津田の谷底に立つと,周囲を囲まれた感じの景観が広がる. この感じを囲繞感というらしい. 里山では,見通しがきくが,囲繞感がある景観が人々を安らぎをあたえる. 丘陵地では,明るい林床と雑木の林冠が,谷津田では,谷底の水田・水路と谷壁斜面の低高木…