kmokudaiの読書日記と雑録

もともと読書日記としてはじめたので読書日記に戻します.あと,ちょっとした思いつきなど.研究っぽい話しは,https://researchmap.jp/kmokudai/研究ブログ/に書いてます

学会入会年月日

日本第四紀学会 1992(平成4)年7月1日
 渉外委員
 アウトリーチ委員会
東北地理学会 1995(平成7)年9月29日
日本地理学会 1996(平成8)年5月11日(正会員は2002年9月7日)
 ジオパーク対応委員会委員
日本地形学連合 1998(平成10)年6月1日
日本応用地質学会 1999(平成11)年4月
東京地学協会 2001(平成13)年1月17日
 2009年7月〜 集会委員
日本地すべり学会 2003(平成15)年6月19日
 ??〜2007年12月31日 事業計画部委員
日本地学教育学会 2007(平成19)年7月9日
日本国際地図学会 2010(平成22)年4月1日
 2011年4月〜 編集委員 
野生生物保護学会 2010(平成22)年10月1日
日本地球惑星科学連合
 2010.4〜2012.3 代議員
 2009.4.29〜 環境・災害対応委員会
地理情報システム学会 2009(平成21)年1月27日
 2009.2.20〜 渉外委員会


退会した学会
日本地質学会
日本堆積学会
地学団体研究会
日本地理教育学会
日本生態学会
応用生態工学会
植生学会
日本科学教育学会
砂防学会

有珠山ジオパークガイドブック

世界認定 洞爺湖有珠山ジオパークガイドブック

世界認定 洞爺湖有珠山ジオパークガイドブック


北海道新聞社の記者の方が書かれたジオパークガイドブック.フルカラーで1200円.128ページで見どころがコンパクトにまとめられている.地図の使い方が今ひとつ.土地の起伏を,地図表現を工夫してあらわして貰いたかった.
少々気になるのは,登録と認定の使い方.表紙の最も目立つところに「世界認定」と書かれている.審査を受けて認定であるが,正しくは世界ジオパークネットワーク加盟申請に対しての審査をうけ加盟したということである.世界に認められたから価値があるのではなく,オンリーワンであるから価値があるのである.世界ジオパークネットワーク加盟と主張してもらいたい.

津波マップ

東日本大震災津波詳細地図〈上巻〉青森・岩手・宮城

東日本大震災津波詳細地図〈上巻〉青森・岩手・宮城


東日本大震災津波詳細地図〈下巻〉福島・茨城・千葉

東日本大震災津波詳細地図〈下巻〉福島・茨城・千葉


大学の学科同窓会の委員会。上記2冊を頂く。

神保町加賀廣

神保町の加賀廣で地形紀行冊子体,完成祝賀会(?).石川さんより本をいただく.

4794218605日本の居場所がよくわかる 東アジア地図帳
アイランズ今谷明、樋口広芳、石川剛
草思社 2011-10-22

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白岩さん講演会

東京地学協会の秋季講演会で,北大の白岩孝行さんのお話し.タイトルは,「魚附林の地球環境学:溶存鉄を介した陸海物質・生態系連環」.地球研でのプロジェクトで進められたアムール川−オホーツク海−親潮域を結ぶ物質循環について,陸域の森林を巨大魚附林と位置づけ,海洋や陸域の自然科学的な観測結果とその地域の土地利用の分析まで含めて,スケールの大きな研究としてまとめられている.総合研究ということばは,よく使われるが,こういったものこそ,総合研究と呼ばれるべきものであろう.その研究活動のなかから,国際的な学術共同研究のすすめかたについての議論が生まれている.これは現在進行形のものである.そういったメタ科学の部分まで,聞けて大変刺激的な内容であった.このプロジェクトの内容は,「魚附林の地球環境学」という本にまとめられている.大変読みやすい本で,その文章と,ところどころに挟み込まれている観測,調査風景の写真によって,研究を追体験できるような構成になっている.多くの人におすすめしたい.
これほど面白い話しを聞きに来た人がそれほど多くなく,なんとももったいないと思う.私自身が東京地学協会の行事委員なので,情報発信に問題があると反省.

魚附林の地球環境学―親潮・オホーツク海を育むアムール川 (地球研叢書)
白岩 孝行
4812211182