有珠山ジオパークガイドブック
- 作者: 北海道新聞社,道新=,北海道新聞=
- 出版社/メーカー: 北海道新聞社
- 発売日: 2011/10
- メディア: 単行本
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北海道新聞社の記者の方が書かれたジオパークガイドブック.フルカラーで1200円.128ページで見どころがコンパクトにまとめられている.地図の使い方が今ひとつ.土地の起伏を,地図表現を工夫してあらわして貰いたかった.
少々気になるのは,登録と認定の使い方.表紙の最も目立つところに「世界認定」と書かれている.審査を受けて認定であるが,正しくは世界ジオパークネットワーク加盟申請に対しての審査をうけ加盟したということである.世界に認められたから価値があるのではなく,オンリーワンであるから価値があるのである.世界ジオパークネットワーク加盟と主張してもらいたい.
津波マップ
- 作者: 原口強,岩松暉
- 出版社/メーカー: 古今書院
- 発売日: 2011/10
- メディア: 大型本
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- 作者: 原口強,岩松暉
- 出版社/メーカー: 古今書院
- 発売日: 2011/10
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大学の学科同窓会の委員会。上記2冊を頂く。
CSISポスター
Csis2011poster
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白岩さん講演会
東京地学協会の秋季講演会で,北大の白岩孝行さんのお話し.タイトルは,「魚附林の地球環境学:溶存鉄を介した陸海物質・生態系連環」.地球研でのプロジェクトで進められたアムール川−オホーツク海−親潮域を結ぶ物質循環について,陸域の森林を巨大魚附林と位置づけ,海洋や陸域の自然科学的な観測結果とその地域の土地利用の分析まで含めて,スケールの大きな研究としてまとめられている.総合研究ということばは,よく使われるが,こういったものこそ,総合研究と呼ばれるべきものであろう.その研究活動のなかから,国際的な学術共同研究のすすめかたについての議論が生まれている.これは現在進行形のものである.そういったメタ科学の部分まで,聞けて大変刺激的な内容であった.このプロジェクトの内容は,「魚附林の地球環境学」という本にまとめられている.大変読みやすい本で,その文章と,ところどころに挟み込まれている観測,調査風景の写真によって,研究を追体験できるような構成になっている.多くの人におすすめしたい.
これほど面白い話しを聞きに来た人がそれほど多くなく,なんとももったいないと思う.私自身が東京地学協会の行事委員なので,情報発信に問題があると反省.
新刊
地形探検図鑑: 大地のようすを調べよう (子供の科学★サイエンスブックス)
目代 邦康
本でました.ご興味が有ればお買い求めください.
日本地理学会巡検
横山勝三さんと阿蘇たにびと博の梶原さんに,案内していただいた阿蘇の巡検が無事終了.