全地球凍結

著者の川上紳一さんの研究内容と,全地球凍結仮説に関する言説を織り交ぜながら,どのように研究成果が取捨選択され,より強靭な仮説が組み立てられていくのかが臨場感を持って書かれている.一気に読めた.
経済界ではここ10年間を「失われた10年」といているが,地球科学の分野では,確実に進歩しているということがわかる.経済的にはある程度成熟したといわれている日本では,個人の力では何も変わらないという考えや,厭世観が広がっている.しかし,このような本を読むと個人の努力の積み重ねが新しい世界を切り開いていくのだということが体験できる.

全地球凍結 (集英社新書)

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