kmokudaiの読書日記と雑録

もともと読書日記としてはじめたので読書日記に戻します.あと,ちょっとした思いつきなど.研究っぽい話しは,https://researchmap.jp/kmokudai/研究ブログ/に書いてます

干ばつ・洪水 水の世紀末 地球温暖化で大河激変

おととし,陸域センターにいた野原さん,朝日の1面に.すごい!

朝日新聞5月13日朝刊1面

科学技術振興機構の野原大輔研究員や気象庁気象研究所、東大生産技術研究所のグループが、2081年〜2100年の予想気温、予想降水量などから予測した。15日から東京で開かれる日本気象学会で発表する。
野原研究員によると、世界各国の研究機関がまとめた最新の15の予測モデルを活用した。その結果、世界全体の平均気温は今より2.7度(陸上だけでは3.7度)上昇。降水量は北極に近い高緯度や、インドから東アジアにかけて1日当たり0.1ミリ〜0.2ミリ増え、地中海周辺から中近東で0.1ミリ〜0.5ミリ減ることがわかった。そのうえで、どこに降った雨がどの川に流れ込むかを約100キロ四方ごとに予想する「河川流路網」をつくり、それぞれの川の流量を推計した。
(中略)
野原研究員は「ユーフラテス川やメコン川流域などの人口増加地域では、水を巡る争いが心配だ。少ない水資源の活用を考える必要がある」と話す。