伊那谷巡検
伊那谷の扇状地礫層は薄く,地形は基盤の形状を反映している.すなわち,ネオテクトニクスによる地形. 各地の露頭が見やすいように整備されている. 松島氏らの伊那谷自然友の会尽力によるものが大きい. 箱物行政の名前ばかりの生涯教育よりよほど効果があるだろう. 普通,「田切」とは田んぼを切る川として理解されているが,現地の人によれば,「水がたぎる」の意味. 与田切の与は,強調の意.
樋脇テフラの露頭見学. 菅沼ほか2003.第四紀研究.のことが話題にあがる.
伊那谷の段丘地形について,理解が深まる. また,リタイアされた方の参加が多かったが,こういった人に対する講演会やツアーなど需要があることを痛感. 小泉研方式ではうまくいかないだろうが,何らかの受け皿がもっとあっても良いだろう.案内者のパワフルさに脱帽.