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新石垣空港裁判

自然環境の保全問題に関心のある人にはよく知られている,石垣新空港問題.石垣空港が将来手狭になるだろうから,あらしく新石垣空港を作ろうと,白保のサンゴ礁を埋め立てて空港をつくる計画があった.これには,地元,国内のみならず,世界的に反対運動が起こり,一旦棚上げになった.そこで,空港反対運動はピークを迎え,その後,あまり沖縄以外では関心が低くなっていく.しかし,それからも空港建設計画は生き続け,現在カラ岳で建設が進められている.ここには,石灰岩の鍾乳洞が発達し地盤の安全性が懸念され,そこには希少なコウモリも生息しその生育環境の保全が問題になっている.さらに,工事による赤土流出問題(サンゴの死滅につながる)も指摘されている.このような,問題が山積みのなか開港を目指して,工事は続けられている.この事業に対して,八重山・白保の海を守る会が中心となり,新石垣空港設置許可取消訴訟を起こしていた.5年にわたる裁判の結果が,今日でたのである.裁判の判決は,ただ判決を述べるだけなので,大変短いものであるが,節目となる日なので,傍聴に東京地裁に向かった.
結果は設置許可取り消しを求めていた原告側の敗訴.原告の主張は肩すかしをくらったような形である.東京ではほとんど報道されないので,興味をもたれた方は,ニュース検索で記事を探して読んでいただきたい.沖縄の多くの問題がそうであるが,重大な問題であっても,ほとんど東京で報道されていない.ニュースで多少流れるが,問題の背景まではわからない.