霞ヶ浦とつくば

学生を連れて,土浦,つくばの巡検.まずは,土浦駅に集合.そこから,桜川右岸を川沿いに下って,港町に.ここでは,河口左岸にある砂山が見える.この砂山の砂は,現在霞ヶ浦の湖底で採取されているものである.学生らに聞いてみたところ,なぜ砂を採っているかを知っている人はいなかった.骨材資源としての砂の話,砂取りが地形や環境に及ぼす影響,そもそもなぜ霞ヶ浦の湖底に砂があるのかということについて話をする.そして目の前にある粗朶消波堤についても説明.
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そこから,上高津貝塚へ移動.移動の途中,低地と台地を注意してみるようにしてもらう.上高津貝塚は,約3000年前の縄文後期の遺跡である.公園として整備されていて,貝塚の断面が展示されている.歩道には貝塚にふくまれるシジミや縄文式土器の破片などが落ちている.台地の上の復元された竪穴式住居を見て,台地の縁にたって,低地である土浦の方を見てもらう.そこに,縄文海進期の風景の復元図があるので,それを見ながら,縄文海進について説明.
次は,地質標本館へ移動.内部の展示がずいぶんリニューアルされていた.簡単な解説をして,TXのつくば駅へ移動し,昼食.
北上し,筑波大学の東縁を流れている土浦用水を観察.この用水は,台地の上に住む人が,水を確保するため,霞ヶ浦から延々と10km以上地形の傾斜と逆方向に水を流している水路である.用水の話から,この辺の土地利用について説明.すぐ隣の陸域環境研究センターの庭にある,ピットを見させてもらう.ここでは,地下水面が観察出来る.この付近は地下水面がとても浅いところにある.
最後に国土地理院の地図と測量の科学館に行って,GPS測量,三角点,水準点,迅速測図等について説明.
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つくば駅,土浦駅で解散.