タモリに地理学会賞を

ブラタモリで秋葉原の散歩.CGで過去の様子など再現しながら,かつての運河の跡や駅の跡を見ていく.店の人に昔の様子を聞いたりして,その場所にまつわる話しを立体的にしていく.場所に関するタモリの個人的な思いと,その場所にまつわるさまざまな情報が組み合わさって,番組として面白いものになっていた.
タモリ倶楽部では各地の巨石珍石コンテスト.地質標本館の青木さんがコメンテーターとして出演.青木さんは巨石に関して地下の地質とつながっているものだから,特別視するものでもないというようなクールな評価をされていた.地質・鉱物専門の人にとってはそうだが,その石に対してのいろいろな人の思いまで含めると,巨石はなかなか趣のあるものなのである.番組としてはサイエンティストと一般人という構図があって成立しているのだと思うが.
どちらの番組もタモリのキャラクターがあるからこそのものだと思うが,現地を歩いて,往時を想像し,地図を見ながらいろいろ考えるという,地理学的発想を,テレビを通じて表現している数少ない人である.日本地理学会は学会賞をあげてもいいのではないかと思う.