ジオパークと自然保護

日本ジオパーク委員会から世界ジオパークネットワークへの加盟申請を行う3地域が発表された.
http://www.gsj.jp/jgc/pressrelease.html
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ジオパークが何かということは,たぶんまだ多くの人がわかっていないだろう.「何が必要か」,「どういったことが可能になるのか」ということは,実際にジオパークの活動が始まってみないと分からないが,まずは,ジオパーク委員会でどういった内容が議論されたかということから,ジオパーク委員会委員の認識は分かるだろう.要約されたものが公開されている.
ジオパーク委員会委員が各地を視察したときの,現地関係者と話をした内容をみると,委員会委員と現地関係者の双方に,保護,保全に関する認識があまりないように見える.世界遺産条約,自然公園法,文化財保護関連法において,これまでの日本における各種関連法案では,活用もうたわれているものの,自然保護,保全が重要な柱である.日本のジオパーク活動も同じ文脈で語られるべきものであろう.ジオパークの活動の中で,自然の保護・保全をどのようにして担保するのか,何も仕組みはない.ジオパークにおけるワイズユースとは,どのようなものなのか早急に議論しなければならない問題点である.
ところで,マスコミは,ジオパークのことを,以下のように紹介している.地質遺産という言葉で定着してしまうのだろうか.

「科学的に貴重な地質や地形を持った自然公園「世界ジオパーク(地質遺産)」(共同通信10月20日