仙丈馬の背

戸代から入って,薮沢沿いに上がって,馬ノ背まで.帰りは尾根の道を帰ってくる.
仙丈ヶ岳の馬の背周辺は,中部森林管理局(2007)の報告書においても高山植物の食害被害が大きいと報告されている場所.南アルプス食害対策協議会が,この地域に防鹿柵が設置されることとなったので,その予定地を視察.設置する箇所は急傾斜地であり,冬季には雪崩が発生する斜面である.そのため,柵は冬季には取り外して保管するとのことである.防鹿柵は,8月7-9日に市民ボランティアの協力を得て設置される予定だそうである.
大平小屋から藪沢沿いの登山道では,鹿による食害の痕跡があちこちで確認された.防鹿柵設置予定の馬の背ヒュッテ周辺では,高山植物はほぼ壊滅状態であり,コバイケイソウ,マルバタケブキ,ミヤマヨモギなどがほとんどであった.そこでは,はっきりとした鹿道も観察できた.食害の実態は,これまで報告書等で見ていたものの通りであるが,実際に見ると,その被害の程度は驚異的である.
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