理科教育とサイエンスコミュニケーション
サイエンスコミュニケーションについて,雑談.これまで,サイエンスコミュニケーションは,本来「大学」という場で行われていたが,それが科学・技術の内容の高度化,多様化に対応できずになっているのが現在の状況であると考えていたのだが,話をしていて,ちょっと認識を変えた.大学はやはり教育の場であり,特に日本の大学は技術,情報の伝達機関であったのだろう(いわゆる欠如モデルか).情報伝達を主目的にするのであれば,1対多の形式で一斉情報配信をするのが良いのだろう.コミュニケーションと教育の本質的な違いがなにかを認識しないとサイエンスコミュニケーションは成立しないのであろう.