北大科学技術コミュニケーター養成ユニット・日本科学未来館 

北大科学技術コミュニケーター養成ユニットによる,サイエンスをテーマにしてのpodcasting.専門家と市民とのインターフェイスになるサイエンスコミュニケーター養成のためのコースでの成果の一環である*1.サイエンスをテーマにしたものは,ほかには,《科学情報番組・ヴォイニッチの科学書》などがある.そのほかエラー:So-netブログでいくつか紹介されている.日本科学未来館では,PhotoRadioとして,これまでにおこなわれた講演の様子など紹介している.日本未来科学館のPhotoRadion.動画にせず,音声+スライドのファイルという構成ならばファイルサイズも大きくならず,配信しやすい(受信しやすい).
学校教育,テレビ,ラジオといった情報伝達機関は,聞く人の都合は関係なく,プログラムがこなされていく.テレビやラジオは,電気的な信号であるため,録画録音といった保存する手段があるが,学校教育のプログラムは,一方的に教師の側から伝えられるだけなので,垂れ流しになっている部分が多い.一方,本,インターネット,博物館といったメディアは,その情報を欲する人が,それにアクセスするため,聞き手のモチベーションが前述の学校教育などとは異なる.聞き手に求められている情報をうまく理解しやすいようにアレンジし,配置すれば,非常に有効な情報伝達が行われるであろう.ともあれ,このような試みが多数行われることは,非常によいことだと思う.先行するコンテンツに触発されてますます良質のものが増えていくだろう.
ここ地質標本館で,こういった類のことができるかどうか考えてみると,特別講演会の内容や,最近のトピックスに関して専門家が解説するなど,コンテンツはいくつか作れそうである.
最近,学会などで,普及講演会が多く実施されている.学会のアウトリーチ活動として行われている.大変よい活動であるが,こういう機会には,会場近くの人しか,接することができない.また,主催する学会側もどういった講演内容にするのか手探りの状態である.アンケートなどをとって,どういった講演を希望するか聞いていることもあるが,興味があって参加している人にアンケートをとったところで,その講演に満足しているという答えが大半になるのは目に見えている.WWWで各種のコンテンツを用意しそのPV数など見れば,どういった内容のものが注目されているのかわかるだろう.

http://d.hatena.ne.jp/Namba/20051111

*1:コミュニティーFMで放送されたコンテンツ