海岸侵食

特殊法人日本放送協会製作の「週刊こどもニュース」で,海岸侵食を特集.宇田さんが出ていた.港をつくり,護岸ブロックをおいたため,海岸侵食が進んだ,との説明.よくある説明だが,それだけで説明できるのだろうか.上流のダムが砂をせき止めるともいわれるが,たとえば大井川などではほとんど満砂状態で,砂礫はダムを通過している状態.そもそも上流の砂礫はそんなに早く下流にたどり着かない.そもそも砂の絶対量が減っていることが問題なのに.自然の作用(風や波)によって砂が除去されてしまうことばかり,説明している.供給が十分ある場所で,移動が活発に起こっている状態が砂浜だという認識が必要だろう.
番組では,いくつかの工法を紹介.ドリム工法は,砂の減少速度を弱める働きはあるが,砂浜の消失を止めることはできない.また,オーストラリアからから砂を買ってきて,海岸にまいているところがある.こんなの税金の無駄遣い.どうせ,沿岸で海底の砂が吸い取られて,それがやがて埋まるにつれて,海岸の砂がなくなっていくのだから.