イラクの位置

NHK教育で,有田和正さんの地図の授業の番組が放送されていた.地図を子供に読ませながら,どのように地図をみるのか解説していくというもの.どこになにがあるということよりも,どこをみれば,地図がわかるのかということを教えていた.
NHK 番組表
それを見て,考えたこと.今年の2月に,日本地理学会が,大学生の半分程度がイラクの位置を認識していないという調査結果を発表した.マスコミ受けがよく,当初の目的であった,社会的に地理教育の現状に注目してもらい,地理の時間数の減少をストップさせるという思惑はある程度達成したように思う.しかし,地理学者が取り組まなければならないのは,なんで世界の国の位置を知っていなければならないのかという問いに対しての答えを作ることではないだろうか.上記の調査を行った地理教育専門委員会の報告には
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「どこに位置しているのか?」「どんな特徴があるのか?」といった、地域認識の基礎となる位置や場所の持つ意味をきちんと学習することが大切である。国土や世界の諸地域を正しく認識するということは、このような基礎の上に成り立つものである。

と述べられているが,そういわれても,勉強しないでしょ.
地理学界,地理教育学界という枠組みのなかでの行動になるのでしょうがないのかもしれないが.マッチポンプをやっていると,そのうち飽きられるのでは.
世界各地の様々な事象をしる地理学者は,そのすばらしさを,周囲の人に伝える努力をすべき.伝えたいことを熱く語れるか?