日本人の忘れもの

森山昭雄・梅沢広昭編著
著者の一人の波田善夫による紹介404 Not Found

森山昭雄さんが昨年度末で退職されていた.これまでの仕事をまとめて,WWWで公開している.

森山さんにはお会いしたことはないのだが,森山さんの書く論文は結構好きでよく読んでいた.森山(1986)木曽川・矢作川流域の地形と地殻変動.地理評.や,森山・光野(1989)伊那谷南部・伊那層の堆積構造からみた木曽・赤石両山脈の隆起時期.地理評など.高い計測機器を使うわけではなく,丁寧にフィールド調査を進め,そこから論理を組み立てていく,そういったスタイルが好きでした.最近の日本の地形学は山脈・山地スケールでの地形を論じることが少ないと思う.森山さんはそういったスケールで地形を語れる数少ない研究者である.最近は海上の森での自然保護活動などにも精力的に参加して活動されていた.小野さんや岩田さん,武栄さんなど,地形学者は年を重ねてくると,ローカルな地域の自然保護活動にかかわるようになってくる人が多い.「いま自分にできること」を突き詰めていけば,そういう活動をするのはある種の必然だと思う.私は20年後どうなっているのだろうか?