凹地の堆積物を使った植生景観の復元

佐々木尚子.瓶ヶ森氷見二千石原における過去700年間の植生景観と人間活動.日本生態学会誌 53:219-232, 2003

石鎚山系瓶ヶ森と台ヶ森の間に二千石原は広がる.黒色片岩,緑色片岩といった三波川変成岩類が分布.炭化片から得られた690yBP,640yBPの年代より上位の地層ではササが優先.ササ原になった原因は不明.火入れではなさそう.いったんササ原になると,被陰により他の樹種の更新は妨げられる.
複数列の線状凹地が分布している可能性がある(未確認).
基盤直上の堆積物の年代が特定できれば,凹地の形成時期も議論できるだろう.
論文中の「歴年代」は「暦年代」の誤りだろう.

William A et al Microscopic charcoal as a fossil indicator of fire. QSR 6:3-23, 1987

引用されている土層中の炭化片を用いた研究は,面白そう.比較的大きな炭化片は狭い範囲の火事を反映し,小さな炭化片は広い範囲の火事を反映すると述べている.
山伏でこの仕事が適用できないか?